第27回全国棚田(千枚田)サミットに参加しました
令和4年10月1日(土)~2日(日)にかけて、滋賀県高島市で第27回全国棚田(千枚田)サミットが開催された。
新型コロナの影響により、ここ2年間開催することができず(令和2年:開催延期、令和3年:開催中止)、3年ぶりの開催となり、全国各地から約500名の参加者が集った。
■10月1日
オープニングセレモニーでは、高島市内の団体による合唱と作文の朗読を組み合わせたオリジナルの舞台が披露された。
事例発表では、滋賀県農政水産部農村振興課職員より、『中山間地域の取組と活動紹介』と題して、耕作放棄地の解消に向けた3つの取組について紹介があった。取組の成果として、企業・大学等の多様な主体と連携した共同活動の実施や「たな友」活動により、農地や環境が保全され、地域の活気が高まったようだ。
続いて行われた基調講演では、山路永司棚田学会長より『棚田地域の保全と継承』と題し、棚田の保全と継承を行っていくためには農作業の効率化が必須であることを伝え、棚田の美しさを維持した基盤整備や農業のスマート化等の取組について紹介した。
その後、4つの分科会が開催され、サミット1日目は終了となった。
■10月2日
現地見学会が行われ、つなぐ棚田遺産に登録されている『鵜川の棚田』を見学した。
この棚田では、耕作放棄地の解消のために、オーナー制度を実施するなどの活動を行い、維持・保全に取り組んでいる。
次回の棚田サミットの開催については、令和5年11月18日~19日となっている。
開催場所は和歌山県那智勝浦町が予定されている。
全国棚田(千枚田)連絡協議会HP⇒ https://tanada-japan.com/tanadasummit/