6月20日 尾木場の棚田の田植え体験
6月20日(日)、田植えのイベントが尾木場の棚田で開催された。当日は雨の心配をよそに天気にも恵まれ、絶好の田植え日和となった。
イベントには鹿児島市から参加した家族を含め10組の家族と、関係者等合わせて約65名が参加して行われた。
開会式では、日置市の永山市長と前市長の宮路氏から祝辞が述べられた後、今年が18回目となる田植え体験のイベントに、第1回から今回まで3世代にわたって参加し続けている家族が紹介された。
【田植え前の田んぼ】 【開会式の様子】
開会式が終わり、早速、田植え体験が始まった。田んぼはロープで区切られており、家族毎に割り当てられた田んぼの脇で靴と靴下を脱ぎ捨て、苗を片手に田んぼの中に入っていった。
参加者の中には初めて田植えをする人もいて、どのようにすればよいか迷っている様子を見た地元の方が苗の植え方を教え一緒になって田植え作業を行っていた。
参加した子供達は、「ぬるっ」とする土の感触にはじめは戸惑いながら、徐々に慣れてきて、一生懸命田植えをする子供もいれば、泥遊びに夢中になる子供もいて、中には、田んぼや水路にいるオタマジャクシやカエル、メダカなどを虫網で捕まえては、小さなブラスチックの水槽に入れて遊んでいる子供もいた。
【子どもの田植えの様子】 【虫網で生き物を捕る様子】
田植えは終始穏やかな雰囲気に包まれながら、1時間ほどで終了した。田植えで泥だらけになった足を道路脇の水路で洗い、手は準備されたタンクの水で洗った。
閉会式が終わり、例年だと公民館で参加者と一緒に食事をするが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密を避けて、今年は弁当が配られて解散となった。
次回は、10月17日に稲刈りが予定されており、その時までに頭を垂れた立派な稲穂が実っていることを祈る。
【田植え後の田んぼ】 【配布されたお弁当】