10月2日 正現の棚田で稲刈り
よく晴れた青空の下、正現の棚田では、出水市立大川内中学校の生徒を招き、農業体験学習の一環として「稲刈り体験」を行われました。
同校の農業体験学習は10年以上も続いており、この正現の棚田での学習は今年で5年目だとか。今年は、生徒30名、教師8名、保護者4名、地域から6名の参加がありました。
はじめに、棚田保全会の井手上会長から挨拶があり、続いて地域の方から稲を刈り取る際の注意点について説明を受けた後、生徒たちは二人一組となって田んぼに入り、鎌を手に作業を開始しました。
しかし、台風10号の影響により、生徒たちの田んぼに虫が入ったり(もんがれ病)、稲の倒伏など生育が不十分な状態でした。
稲が倒れていることもあり、刈り取るのにとても苦労していた様子でしたが、掛け干し用に4束ずつ稲を重ね、2畝くらいの田んぼを30分ほどですべて刈り終えてしまいました。
稲を刈り終えると、はさがけをし、天日干しにしました。
生徒は、和気あいあいと刈り取った稲を両腕にかけ、写真撮影をする生徒もいて、とても楽しい時間を過ごしていました。
ひととおり、作業が終わり、集合した生徒は、地域の方々へお礼を述べて、すがすがしい表情で学校へ歩いて帰っていきました。
また、この中学校の農業体験学習は、田植えや稲刈りだけでなく、5月の種まきから10月の脱穀(足踏み脱穀機や唐箕)、精米まで、一連の米作り体験をするのが特徴で、11月3日には同校で開催される収穫祭でお世話になった地域の方を招待し、これまでの米作り体験をとりまとめ、パワーポイントを使って発表する予定となっております。