11月25日 高山ふるさと秋まつり
各地で秋祭り,収穫祭が開催される時期になりました。
今年も日置市東市来町高山地区で「第17回高山ふるさと秋まつり」が
開催されました。
尾木場の棚田コ-スでは、「田の神祭り」が開催されました。
ここ数年良い天気に恵まれませんでしたが、今年は程よい風と気温で
最高のお祭り日和になりました。
参加者100名以上。家族づれの参加者が多いでした。
参加者には地元の野菜で作った、数々のお漬け物と暖かいお茶が
振る舞われました。
美味しくて、思わず食べ過ぎてしまいそうでした。
田んぼの中に1本の大きな、いぼたの木が立たせてありました。
この大きさの木を切り、田んぼに埋め立たせるのは大変な作業です。
高齢の方ばかりの尾木場集落。
皆さんこの日のために、力を合わせ準備されたことが伺われます。
稲刈り後の田んぼは、稲株が残っているので、歩きにくくつまずいてし
まいます。
ましてや餅まきともなれば、無我夢中で拾うので稲株に足を取られ
ケガの危険があります。
しかし尾木場では、参加者がケガをしないように、いぼたの木を中心に
直径10mの円を描くように、きれいに稲株が切られて整地されていました。
きめ細やかな心遣いに、感心させられました。
田の神祭りとは、春から秋にかけて農地を守り、豊作に導いて下さった
田の神様が役目を終え山に帰られるということで、住民達が感謝を込めて
お餅などをお供えしたのが始まりらしい、と説明がありました。
地区長さんの挨拶の後、いよいよ餅まき。
たくさんのお菓子やお餅が撒かれました。
総勢100名以上ですので、ぼやぼやしていたらなかなか拾えません。
しかし少ししか拾えなくても、童心に戻る楽しい時間になりました。
もちまきの後は、空くじなしのくじ引きです。
賞品は地元の野菜やお米。
希望どおりの品を手にする人、しない人。家族で同じ品が当たる人。
今年の運は良かったでしょうか。
尾木場を後にして、本会場へ行くと、杵つき餅を購入するために長蛇の列。
もうすぐお正月なんだと、改めて思いました。