鹿児島大学生の田植え実習
5月の草刈り実習に続き、今回は田植え実習です。
昨夜からの雨で、山からの水がたくさん田んぼに流れ込み、田植えを
するには水が多い状態でした。
草刈りの時に土を入れたのですが、まだまだ不足しているようです。
田んぼに何やら、白い泡状のものが浮いていました。
後で地元の方に聞いたら、カエルの卵と教えてくださいました。
昔、理科で習ったカエルの卵の記憶とは、ちょっと違っていました。
残念ながら、田植え中で写真を撮り忘れてしましました。
もうひとつ、珍しい生きもの、「イモリ」も田んぼの中にいました。
トカゲに似た姿かたちですが、なぜか愛らしい生きものに見えました。
これも残念ながら写真を撮り忘れました。
今度見つけたら、必ず写真をとりたいと思います。
ぬかるむ田んぼでは、雨靴をはいての作業は大変です。
泥土から足を抜くことは、大変なことです。
場所によっては膝下15センチくらいまで、埋まってしまうところも
あります。
全員裸足で作業開始。
最初のぬるっとした感触に、思わす声を発した学生もいました。
なかなか味わえない感触です。
内之尾の棚田の藤井代表さんから、手植え作業の指導を受けました。
1回植える苗の本数は5本程度、田んぼの端から端をロ-プでつなぎ
直線をつくります。
ロ-プに約15センチ間隔に印をつけてあり、その印のところに苗を
植えていきます。
最初は根を張っている箱苗から、5本程度苗をとることも大変なようでした。
しかし時間がたつにつれ、こつを覚え作業の速度が速くなってきました。
大小3枚の棚田の田植えを終え、作業終了。
これからが本当の米づくり作業です。
植えて1週間くらいすると新しい葉がでてくるのですが、その柔らかい
葉を鹿が食べに来くそうです。
大雨、かんばつ、害虫、鳥獣被害、いろいろなものが襲いかかって
来ます。
農家の方は毎日数回田んぼの状況を見ながら、おいしいお米が
できるように労を惜しまず働いています。
秋にはその苦労が報われ、豊作になったらと願います。