「第15回高山ふるさと秋まつり」開催
11月27日(日) 晩秋と言うには暖かな日曜日。
秋晴れの期待むなしく、雨の秋まつりになってしましました。
しかし、この日を待ちわびる人は多く、東市来町高山地区に
早朝から人が次々に集まってきました。
高山地区交流センタ-をメイン会場に、他3会場でそれぞれ
体験プログラムが準備されました。
尾木場の棚田の会場では、棚田「田の神まつり」が開催されました。
例年なら棚田記念碑前で餅まきが行われるのですが、天候不良
のため尾木場公民館で開催されました。
ねずみもちの木に地元で、「いぼた餅」と呼ぶ藁で餅を包んだ
物をぶら下げ、畳の上に立てます。
ねずみもちの木を囲み、唱え言のような歌を3回歌いながら回り、
それから餅やお菓子をまき始めます。
みずみもちの木は五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓)を
安らかにし、心を療養し、あらゆる病気を取り除く不老長寿の
妙薬と言われるらしい。
(中国の薬学書より)
そのようないわれから、ねずみもちの木を使うのだろうか。
中国から伝わったのだろうか。
誰が言い出したのだろうか。
こんにちまで伝えられる習わしに、様々な思いが湧き出て
きました。
餅まきが終わった後は、集落でとれた棚田米や大根・深ネギ
などの野菜、干し柿用の柿や干し大根・干し椎茸など保存品の
くじ引きがありました。
その賞品の中に「尾木場のめだか」があり、子ども達は農産物
より「めだか」が当たると大喜びでした。
室内開催にもかかわらず、このように大賑わいの田の神まつり。
棚田での開催は、もっと賑わうことでしょう。
来年は秋晴れの尾木場の棚田で、餅を拾いたいと思います。