12月3日 知覧町「後岳棚畑の里」でそば打ち体験開催
「後岳棚畑の里」に改名し、初めてのそば打ち体験が開催され
ました。
今年は順調に生育していたにも関わらず、10月の大事な時期に
台風に襲われ被害を受けました。
そばが倒れてしまい、仕方なく手刈りとそばたたきを中止し、機械
で刈り取ることにしました。
どうにか、そば打ち体験を行えるだけの収穫はあったようです。
9時前には体験準備が整い、会長のあいさつの後早速始めました。
まずはそば粉と水を合わせる作業です。
そば粉1キロに対して水500CC程度。その日の天候で水の量を
微妙に調整しなければいけないそうです。
最初3分の2程度の水を入れ、ゆっくり混ぜなじませます。
なかなかしっとりならず、ついお水を多くいれそうになりますが、
気長に混ぜ合わせなければいけません。
程よく混ざってきたら、両手で何度も何度も揉み込みます。
揉み込むことで生地がなめらかになり、平らにのばす作業がやり
やすくなります。
麺台にこねたそばを置き、麺棒で平らにのばして行きます。
理想は厚さ1~2mm程度、形は四角形。
力の入れ具合が均等でないのか、四角にはほど遠い形になって
しまいます。
のばしたら、生地が割れないように優しく12~13cm巾にたた
んでいきます。
後は程よい太さに切っていきます。
うどんサイズもあれば、冷や麦サイズもあります。
そこはご愛嬌です。
切ったそばは、よくほぐしていっぱいのお湯で湯がき、ざるに上げて
できあがりです。
そばつゆはさば節で出汁をとり、少し甘めの味付けが後岳のそばの
味です。
みかんの皮のみじん切り、薩摩揚げ、小ネギなどのシンプルな食材
をのせてできあがり。
打ちたての蕎麦は、舌触りも風味も良く大変美味しいでした。
そば屋はたくさんあるけど、そば粉100%のそばを食べる機会は
なかなかないと思います。
多くの人にこの本当のそばの味を味わってほしいです。
来年もそば植えから、そば打ちまでの体験があります。
皆さん、美味しいそばを一緒に食べましょう。