新永吉棚田保全委員会の餅つき交流
12月10日
あっという間に12月も10日過ぎ、大掃除や正月の準備を
考えなければいけない頃になりました。
池田小学校では土曜学校(第2土曜)に、新永吉棚田保全委員会
の協力を貰い、杵(きね)を使った餅つきを行いました。
臼(うす)は新永吉棚田保全委員会の会員さんが、池田小学校の
児童のために手作りしたものです。
松の木をくり抜き、表面をなめらかにしあげてあります。
杉の木を臼のかたちに合わせた、可愛い蓋(ふた)も作って
ありました。
8時30分になり、1年生から6年生までの児童39名(2名欠席)
が中庭に集合し、開会式で校長先生の話や棚田の永吉代表の
挨拶を聞きました。
餅米を蒸すために、今ではほとんど見る事が出来なくなった
「せいろ」が使われました。
新永吉の棚田でとれた餅米が蒸されるにつれ、蒸気から
餅米の香と一緒に木の香も漂ってきました。
いよいよ餅つきの開始です。
子ども用の軽い杵を使い、みんなで「よいしょ」とかけ声をかけ
ながら、順番に餅をつきました。
なかなか真っ直ぐ餅の上に杵を落とすことが出来ず、臼底の端を
叩いたてしまいます。
大人の方の力を借りながら、どうにかお餅がつけました。
次に、教室でお餅を丸める作業です。
小さくちぎってもらって、まん丸にはできるのですが、なかなか
お供え餅の形にするのは難しいようでした。
餅を丸め終わると、つきたてのお餅の試食です。
ひなたぼっこをしながら、味わうお餅。
つきたてのお餅は、新永吉の棚田米の味がしっかり
したことでしょう。
最後に子ども達が「棚田とこしえに」の歌を披露し、楽しい餅つき
交流会を終えました。