第21回全国棚田サミット参加
平成27年10月23日~24日に、第21回全国棚田(千枚田)サミットが、
佐賀県玄海町で開催され、本県より棚田関係者12名が参加しました。
1日目は、事例発表・基調講演・分科会が行われました。
分科会は、「Nippon ノ MURA」の編集長の養父信夫氏がコ-ディ
ネ-タ-を務める、「農村を未来へつなぐ~地域資源を活かしたムラづくり」
に参加しました。
今回は体験型旅行受入協議会の支部長を始めとする4名の方々が、
これまでの経緯や活動状況を紹介されました。
Iタ-ン・Uタ-ン者で、地域をもり立てるためたいへん勇気のある決断
をされて頑張っている方々でした。
2日目は最高の秋晴れのもと、現地見学が行われました。
保全された棚田の美しさを実感し、棚田の地形を体感することが
できる、「浜野浦の棚田ウォ-キングコ-ス」を選択しましました。
日頃、それなりに足腰を鍛えているんだからと、多少自信を持って
いたのですが、軽くいなされてしまいました。
1/7の急傾斜に顔をゆがめ、秋とは思えない気温に汗だくになり、
それでも美しい棚田風景と、海からの心地よい風と、地元の方々の
おもてなしに元気を貰って歩きました。
地元の方はこの坂を当たり前として、日々農作業をされているのです。
先祖から受け継いだこの棚田で、美味しいお米を育て、子や孫に
喜んで食べて貰う事を生きがいに。
先祖への感謝や子孫を思う優しい気持ち、そしてこの地への愛が
棚田を守っていく原動力になっているのでしょう。
刈り取りが済んだ棚田に「そば」が植えられ、白い花が咲いていました。
そろそろ「そば刈り」が行われる頃。美しい海を眺めながら、農作業に
精を出されているのでしょうか。
大会事務局や多くの関係者の皆様、どうもありがとうございました。
この素晴らしい棚田がいつまでも受け継がれていくことを、心より
願っております。