都市住民交流「稲刈り体験バスツア-」開催
10月18日、日曜日 雲一つない秋晴れのもと、
さつま町薬師の棚田で、都市住民交流「稲刈り体験バスツア-」
が開催されました。
親子10組29名の参加がありました。
8時30分に鹿児島市内を出発し、霧島市溝辺町から県道
504号線でさつま町方向へ20分ほどバスを走らせ、さつま町
永野の薬師集落へ向かいました。
バスが到着すると、薬師の方々が総出でお出迎えしてくだ
さいました。
稲刈り体験する田んぼは、参加者が稲刈りしやすいよう
ところどころ刈り取りされ、掛けぼしの準備などがしてあり
ました。
開会式の後はさっそく稲刈りです。
地元の方から稲刈りのやり方を、丁寧に教えてもらいました。
そして、おとなの手伝いを貰いながら、稲の株をしっかり握って
カマで刈っていきました。
稲刈りは初めての人が多く、カマでの稲刈りに参加者はゆっくり
慎重に稲刈りをしていました。
刈った稲の根元をワラでくくり、掛けぼしするのですが、
なかなかうまくいきません。
緩んでしまい、何度もくくり直していました。
最初は恐る恐るやっていた稲刈りでしたが、時間が経つ
につれ上手にカマを使って刈っていました。
お昼ご飯は新米のかまど炊きご飯と、地元野菜をふん
だんに使った豚汁。
そして郷土料理の「ガネ」や、手作りこんにゃくがふるまわ
れました。
青空の下、汗を流したあとのみんなで食べるご飯は、
最高に美味しいでした。
お昼ご飯の後は、竹を使って「水鉄砲つくり」です。
カマ同様、ノコギリやキリを使ったことのない子供達は、
地元の方に教えてもらいながら竹を切り、節に穴を開けていま
した。
竹の筒の大きさに合わせて布を巻き、水鉄砲の完成です。
シャツもズボンもびしょびしょになりながら、新聞紙に書
かれた絵をめがけて、何度も何度も繰り返し水を放ってい
ました。
ひとしきり水鉄砲遊びをした後は、「棚田」や「薬師集落」
の話を聞きました。
農業体験バスツア-も終盤を迎え、最後は「芋掘り」です。
急な坂を上り、芋畑に歩いて行くと子供達が芋を掘りやす
いように、葉や茎は切ってありました。
茎の出ているところを掘っていくと、紫色の大きなお芋
が顔を出しました。
お芋をきずつけないように、一生懸命掘ったお芋はみんな
へのおみやげです。
すべての体験を終わり、いよいよ帰りの時間になりました。
最後の挨拶で、「この集落にこんなにたくさんの方が来て
下さったのは初めての事。
住民一丸となってこのイベントを開催できたことが、たい
へんうれしい」とお話しされました。
今回参加された方々が、この出会いがきっかけとなり、
友人知人と一緒にまたこの地を訪れ、交流を深めて頂け
たら良いなと思います。