文字サイズ変更

後岳棚畑の里 そば打ち体験

12月とは思えないほどのぽかぽか陽気の中、後岳棚畑の里そば打ち体験が12月10日(日)に、後岳下集落農事集会所で開催されました。

今年は、気候にも恵まれ約8畝の畑で栽培されたそばは、そば粉で40kgの収穫があったそうで、今回は、約半分のそば粉が準備されていました。

参加者は、20名ほどでそれぞれ役割分担があり、「捏ねる班」・「伸ばす班」・「切る班」・「茹でる班」と婦人会の皆さんでつくる「だし汁班」です。

今回、「捏ねる」と「伸ばす」に挑戦しました。

そば粉1kgに水500ccを準備します。まず、コネ鉢にそば粉1kgを全量入れ、中央部に凹地を作り、そこに水を半分程度入れると同時に菜箸を使って混ぜ合わせます。

しばらくすると小さな固まりが数個できあがり、残りの水を少しずつ入れながら、粉全体に水が行き渡ったら指先を使って馴染ませて、手のひらを使いながら捏ねていきます。

そば粉は、気温や湿度に敏感なため、水分量の調整が難しく、耳たぶくらいの固さになるよう水を調整します。今回は、汗ばむような気候のため、水を50~100cc程度追加しながら、捏ねていきます。

捏ね上がったら、包丁で半分に切り、2玉に分けます。そのうちの1玉を伸ばしました。
ノシ棒とノシ台に十分な打ち粉を振り、そばがくっつかないように注意を払います。
丸い玉から伸ばし始めるので、結果も丸い形になると思うでしょうが、力の入れ具合や伸ばす方向が狂うとなんともいえない形で出来上がります。

 

伸ばし終えると4つ折にして、「切る班」へバトンタッチです。

こま板を使ってリズムカルに切る音の心地よさ、今年は「麺切りカッター」の導入により、そばの太さが限りなく均一になりました。

切った後に打ち粉をふると茹でる時にそばとそばがくっつくのを防ぐようです。

 

最後に1~2分程度、切ったそばを茹で、茹で上がったら、水に晒して締めます。

9時から始まったソバ打ちは、12時にはできあがったそばを参加者全員でいただく昼食会となりました。

そば汁は、サバ節のだし汁で、トッピングに蒲鉾、さつま揚げや小ネギ、ミカンの皮のみじん切りを薬味として、また、だし汁で使用したサバ節に生姜を加えた佃煮をお好みで加えるなど新そばを風味豊かに味わいました。

〒892-8543 鹿児島市名山町10-22
鹿児島県土地改良事業団体連合会
TEL:099-223-6116
Copyrigth(c) 棚田等保全協議会かごしま All right reserved.

  • 鹿児島県
  • 水土里ネット鹿児島
  • 水土里サークル活動
  • 全国棚田連絡協議会
  • 農美展