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第24回全国棚田(千枚田)サミット

 平成30年9月8日(土)~9日(日)
 長野県北安曇郡小谷村で、「第24回全国棚田(千枚田)サミット」が
開催されました。

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 連日天候不良で、8日も関係者一同の願いもむなしく、雨しとしとの
サミット開催となりました。

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 しかし雨にも関わらず、大会参加者約500名、関係者約300名、
合計約800名のサミットになりました。

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 小谷村は美しい北アルプスを望め、トレッキングやスキ-が楽しめる
村です。
 人口は3,000人弱らしいですが、観光客のための可愛らしい宿泊所
が多く、とても明るい雰囲気の村でした。

 例年なら基調講演が行われるのですが、今回は松本小谷村村長と
大学の先生2名で事例ディスカッションが行われました。

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 棚田を生産の場だけで考えず、教育・癒やし・観光など多方面から
活用し棚田を守ることが大切だと意見されました。

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 その後、第1分科会、第2分科会が会場を替えて行われました。
 小雨ではありましたが、会場周辺の町中を歩きながら、次の会場を
訪ね歩くのもなかなか良かったです。

 第1分科会では、特定非営利法人まちもり理事長 石井氏と
棚田オ-ナ-でイベント等の支援者でもある玉崎氏から、
ドロ-ンを使って行う「イ-グルフライトアドベンチャ-」や
棚田の中を車で案内する「アドベンチャ-ガイド」また
棚田でキャンプをするイベント等の説明を聞きました。
 どれも目新しい内容で、そのアイディアに感心しました。

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 第2分科会は、小谷村の住民も「行ったことがない」
「秘境です」という、国道から山道を歩いて1時間半ほど
かかる「真木集落の住人」の暮らしぶりを映したドキュメン
タリ-映画の上映がありました。

P9080077 アラヤシキの住人たち

 できるだけ楽に簡単に、お金を出したら、と考える現代。
 自給自足に限りなく近い生活を送る真木集落の住人は、
個人の能力・個性を認め、お互いに補い協力しあっている。
 その地に飛び込む勇気はないが、人間本来の姿を改めて
考えさせられました。

 棚田めぐりツア-は小型バスも入れない場所の上に、悪
天候が重なり、遠目からの視察で少し残念でした。

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 地元の方から、畦畔の省力化対策方法やオ-ナ-制度
取り組み状況を説明受けました。

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 小谷村は観光地なので、都市部から呼び込む事が比較的
簡単であるようでした。

 その地の持つ環境・地理条件など上手に利用し、活性化に
繋げていました。
 鹿児島の棚田まで、都会の人を呼び込むアイディアを出して
くれる人はいないでしょうか。

 平成31年第25回全国棚田サミットは、山口県長門市で
開催されます。
 10月12日(土)~14日(祝)の3日間

 鹿児島は稲刈りまっただ中の時期です。 

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